さて、「猫又通り」をぐるっと見て回った皆さん、新月お茶の会がどのようなサークルかわかりましたか?
……え? わからない?
それではこのページで詳しくお教えしましょう。
【そもそも新月お茶の会って?】
新月お茶の会(通称・お茶会)は、東京大学の学生を主体としたサークルです(最近では東大以外の会員も多くおります)。
その名前から茶道サークルに間違われることもしばしばですが、文芸サークルです。
会としての柱は「SF・ミステリ・ファンタジーetc...」となっていて、エンタメ系総合文芸サークルと云えるでしょう。なかでもミステリは東大で唯一のものとなっています。近年は「etc.」のうちのライトノベルの割合が増加気味とか。
活動範囲は文芸サークルではかなり幅広い部類に入るでしょう。『このミステリーがすごい!』『このライトノベルがすごい!』には創刊当初から毎回協力し、「週刊文春ミステリーベストテン」への投票、『このマンガがすごい!』への協力など学外団体との関わりも多くあります。
また、「全日本大学ミステリ連合」の参加団体として、他大学のミス研さんとも交流があり、毎月の交流会や、年に一度作家さんをお招きしての合宿が行われています。
他にも、学内外のイベントにも数多く参加しています。
文芸サークルの集まる文学フリマ
大学祭である駒場祭・五月祭
夏冬の大イベントのコミックマーケット
創作系イベントのコミティア
etc...
ちょっと会ってみたい・読んでみたいと思ってくださったらイベントに来た際にぜひお寄りください。
【お茶会の活動は? いつ活動しているの?】
お茶会の活動日は週2回、どちらも駒場キャンパスの学生会館で行われます。
土曜日の「通常例会」は夕方(午後3時頃〜)から学生会館3階307号室(部室ですね)に集まります。
本郷生や院生、はたまたOBの方々も毎週いらっしゃいます。
OB、と聞くと緊張してしまう人もいるかもしれませんが、いろいろなお話を聞くチャンスです!
また、例会後は「アフター」と言って、皆でご飯を食べに行き、喫茶店で語るということもしています。
木曜日の「平日例会」は、午後6時半過ぎから部室で行われます。
こちらは駒場生主体で行われ、お茶を飲みながらのんびり楽しく語る時間です(お茶の会!)。
集まってそれから何をするの? という方もいらっしゃるでしょう。
いろんな活動をします、としか言いようがありません。
会誌の〆切後であれば文章校正、発行された後ならば掲載作品について意見・感想を言い合う合評会も開かれます。
逆に何事もなければ熱く好きな小説について語り合ったり、最近の文学賞や新人賞の話もよくされています。
読書会という企画も時に催され、課題図書の裏読み・深読みをして作品を味わいます。
もちろんこれらの例会やイベントは自分の都合に合わせて参加できます。
「門限が……」と言う人や「先に用事を済ませてから!」という人も、安心して活動に参加してください。
【『月猫通り』ってなに?】
お茶会のメイン活動として、会誌『月猫通り』の発行があります。
この冊子は年4回発行され、大学文芸サークルの会誌としては無類の厚さと中身の濃さを誇ると自負しております。
『月猫通り』に掲載される小説や評論に、会員のすべての力が注ぎ込まれていると言っても過言ではありません。
会誌は同人誌即売会や学校祭、また駒場生協書籍部で販売しています。
【小説書けないんですが……? 小説も好きだけど……?】
上を見ていただければわかるとおり、お茶会には小説を書く人がいます。
小説を書けないんじゃ、文芸サークルにいても……と考えている人、ちょっと待ってください。
お茶会には小説を書いていない会員もたくさんいます。
評論をメインに書いている人や表紙絵を描く人、四コマ漫画絵師などがいます。
こうした会員の力が集まって、「新月お茶の会」は成り立っているのです。
だからもしも
「小説を今まで書いたことないけれど、書いてみたい」
「小説は書かないけど、会員の書いた小説を読みたい」
「読書仲間を増やせたらいいな」
「イラスト描くのも好きだし、『月猫通り』の表紙を私の絵で飾りたい」
「実は小説も好きなんだけど、漫画の話もしてみたいなぁ」
なんて思っている人がいたら、私たちはあなたを歓迎します。
本に夢中なあなた、新月お茶の会に来ませんか?